苦しかった戦いの2年間を振り返ってみる『後編』

自己破産

⬇⬇⬇前回記事からの続編となります⬇⬇⬇

個人再生でまさかの不認可決定を受け、本当に最後の悪あがきをすることになった。それが不服申し立ての即時抗告でした。準備自体はそんなにかからなかったが、結果が出るまでが長かった。

そして時間が経つにつれ新たな問題が発生してしまう。自宅の設備にいろいろとガタがきてしまうのだが、取り戻すことができるか分からない家の為に修理費がかけらられない💦見積りだけは取るものの実際は修理できず、不便な日々が続きました。

その中でも給湯器の故障が一番こたえた。家中のお湯が沸かせず風呂にも入れない。真冬とはいえやはり風呂には入りたいので、近くの銭湯へ通う毎日💨そんな日々もさすがに2ヶ月続けば金銭的に限界がきてしまう😫最終的にはこれが最後の悪あがきを諦める原因になった。そして、とうとう最終決断をする時が訪れた

「後悔しない個人再生するなら!」

個人再生を選択してからここまで約1年間、とうとうマイホームを失うことが確定してしまった。ここからは自己破産にむけて準備をすることになったのだが、個人再生手続きからの切り替えだったので本来の流れに比べるとかなり楽に進みました。

自己破産の流れは以下のようなステップで進みます。日本の制度に基づいた一般的な手続きの流れです

「後悔しない自己破産するなら!」

1. 相談・準備

  • 弁護士や司法書士に相談(必須ではないが、多くの人が利用)
  • 借金の内容、資産状況、収入の確認
  • 自己破産が本当に適切かを判断

2. 申立書類の作成

  • 必要書類の準備(通帳のコピー、給与明細、借入一覧など)
  • 破産申立書の作成
  • 家計収支表なども必要になる

3. 地方裁判所へ破産申立て

  • 自己破産の申立てを地方裁判所に提出

4. 裁判所による審査・手続開始

  • 形式的な要件が揃っていれば破産手続開始決定
  • 同時廃止か管財事件かに分かれる

上記1~3までは個人再生で申告した物を継続することになったため、実際は一番大変な部分をほぼ省略したような形になりました。

私の場合、簡略な手続きで済む同時廃止ではなく、破産管財人が選任される管財事件として手続きが開始されることになりました。

破産開始決定が出てからは新居を探したり引越しの準備をしたり・・・何かと忙しい夏だったが、ある程度の覚悟はできていたので、あまり苦労した感じはなかった。ただ、一軒家からの引っ越しだったので、不用品や処分物の処理には手こずった😓あとは債権者集会の日を迎えるまでがとても長く感じたくらい。正直、マイホームを失うことは悔しかったけど、新居での生活は心機一転の気分転換になるし、何より20年近くほったらかしになっていた不用品等を断捨離できて良かったと思うようにしていた。

5. 債権者集会(※管財事件の場合のみ)

  • 債権者との面談や説明が行われることもある
  • 通常1回で終わる

年末に設定された、はじめての債権者集会は予想外にあっけなく終わった😅そして前年に引き続き、2024年もまた結果を待ちながらの年越しになることになったのです💧

6. 免責審尋(裁判官との面談)

  • 免責を認めるかどうかの判断のため、簡単な面談が行われる

7. 免責許可決定

  • 借金の支払義務が原則として免除される
  • 官報に掲載される

8. 手続終了

6~8までは時間が過ぎるのを待つだけで平穏な日々でした。そしてようやく新年をを迎えた1月の後半、無事に免責許可がくだされたのです。

補足:

  • 手続期間:一般的に3~6ヶ月(同時廃止)〜1年(管財事件)
  • 弁護士費用:数十万円程度(分割可能な事務所もあり)

以上が、私の2年にも及んだ戦いの記録です。

今から思えば、こうなる前にもっと早く打つ手が無かったのか?この選択は本当に正しかったのか?等々・・・いろいろ考えることはあった50才代半ばからの自己破産💦これも自分が選んだ道!!お金にはまだまだ苦労すると思うけど、これ以上後悔しないように前を向いていくしかありません😅

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